2013年6月10日月曜日

音楽をする

6月に入っていますね。
大変ご無沙汰をしております。
ここのところ、いろんな方から、ブログを見たと有難いお声掛けいただき、
全く更新を滞っている自身を情けなく思っている今日この頃です。

コンサートインフォメーションも更新しておりませんが、
ちょろちょろと活動しております。
そして、元気にしております!
ご心配頂いた方々、申し訳ございません!


さて、今日はレッスンのこと。
自宅でもレッスンをしておりますが、その中で一つ。
写真なども添えて。

ピアノのレッスンといえば、
ただ「ピアノを弾けるようになる」ということではないと思う。
ピアノを通して、いろんなことを「見る。知る。感じる。」ことができる。

私がドイツへ留学して初めてのレッスンでの出来事。
バルトークのソナタを一回弾き終わった私に、

「君は絵画を見る?」

と言って、ピカソの画集を手渡した。
当時、ドイツ語がほとんどわからない私に、
先生はいろんな解説を付けてくれていた。
今聞けば、もっとわかっただろうに、もったいないことをした。

ただ、ピカソの絵の特徴の一つである、見る視点によって顔が変わることなど
音のバランスやとらえ方、ねらい方の話をしていることは記憶に残っている。

その後、彼のレッスンでは沢山の建築の話、美術の話が散りばめられていた。
実際、留学時代には美術館にもよく足を運んだ。

恩師のレッスンのように、私もいつか生徒さんにいろんな絵画にも触れてほしいと
願っていた。
美術館に行ったことがない人が、行くきっかけになったり、
レッスンしながらヒントになるような絵を一緒に見たり、
想像したり、言葉だけでの説明でなく、見せてあげればと。

しかし、画集を沢山手に入れるには、結構、大変なものである。

すると、なんと!!

銀座の画廊にお勤めになっていた生徒さんが、
「家に沢山の画集雑誌があるのですが、
 先生はそんなのいりますか?
 もらって頂けると助かるので、いくらでも差し上げますよ!」

なんておっしゃってくださる紳士生徒さんがいらっしゃった!
もう、頂くに決まっているではありませんか!!素敵すぎ。

生徒さんに見せたいと思っていたら、生徒さんから頂いちゃいました。笑。
30冊以上あります。

いろんなヒントや創造につながるレッスンをしたいです。

画集写真は一部ですが、こんな感じ。





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