2013年12月31日火曜日

よいお年を!

またしても、久しぶりのブログ更新。
まさかの「よいお年を!」
なんてことになり、大変失礼いたしました。

時折、ブログを覗いてくださる皆様には、心からお詫びをすると同時に、
感謝申し上げます。

せめて、一年の最後の締めくくりに、一言をと思いました。

お蔭様で、大変心地よく一年を過ごさせていただきました。
ありがとうございました。
このブログには書いていないことが多くありますが、(すみません。。。汗)
日々、人と音楽に恵まれました。
来年はそれらを生かせるように、音楽をしていきたいです♪
そして、多くの新しい出会いや再会を心から楽しみにしております。

どうぞよいお年をお迎えくださいませ♪

2013.12.31.

ピアニスト 稲岡千架

2013年10月17日木曜日

前のブログのつづき。10/12&10/15 終了 part.2

まとめての更新。
前の投稿も見て頂けると幸いです♪

10/15 汐留ベヒシュタインサロンにて、ユーロピアノさんのイベントで演奏。
調律師さんや、楽器店の方々だけの前で非公開での試弾演奏♪
4つの異なる時代の作品を演奏。
ドイツ・ベヒシュタイン本社からシュルツ社長と、フライムスさんも来日。
シュルツ社長とは一年ぶりの再会となった。

ZimmermannというBechsteinの設計で、中国で製造されるというピアノ。
勿論、ドイツBechstein本社から厳しい製造チェックをされての生産。
価格がビックリするほどお安い小さなサイズのグランドピアノ。


以前、留学中にZimmermannというピアノを弾いた。
古い楽器ばかりだったような記憶がある。
「甘い感じ」の音色だったような気がする。
当時、私が触れていたZimmermannはまだ中国での生産開始される前のもの。
Zimmermann社が製造していたものだったのだろう。

今回、新しく日本でも展開されるにあたり、私も新しいピアノに触れた。
まだこれから、少し手を入れて、微調整を期待される。
楽器の本来持つ声にしっかりと耳と心を傾け、対話し、
楽器自体の生かされる居場所を与えてあげられたなら、
楽器も音楽も人も幸せである。

全て、ピアノの歴史の下に刻印されていく。。。

会場では、
私が読んでいる「ピアノはなぜ黒いのか」の著者Sさんにお会いしたり、
私の恩師と繋がりあるTさんや、
グロトリアン本社に務める知人と繋がりあるOさん、
高松、名古屋、山梨、宮崎、etc.遠方からの楽器店、調律師の皆様とお会いできました。
昨年お会いした方も多くいらっしゃり、嬉しかったです。

感謝♪

一枚リハの写真をパシャリ。


さて、次の曲が待っている~。
練習せねば~。

10/12 & 10/15 終了♪ part.1

10/12 sat. BBQuintet ピアノ五重奏 2公演終了♪

いらしてくださった、沢山の温かいお客様、
譜めくりや受付、ホールのスタッフの皆様、
スタインウエイBを調律してくださった、調律師様、
写真撮影くださったボックリ博士様、
メンバーの竹原さん、田村さん、宇野さん、上森さん。
皆様、本当にありがとうございました。

多くのお客様からの同じ感想。
「エネルギッシュな演奏だった」
「久しぶりにクラシックの威力を感じた」
「鳥肌立った」
「5人の息がピッタリ」
「また、このメンバーで次回公演待ってます」
「ツアーしないの?」
という嬉しい言葉を多々いただきました。

演奏家の私達は5人の予定をリハーサルから合わせるのが大変で、
時間確保も厳しい中、
直前でグッと仕上げていく現状でした。
初めてこのメンバー5人で弾く上、
一日にヘビープラグラム2本という挑戦でありました。

そんな中、本番の中でどんどん進化できた時間でした。
無駄を削ぎ落とされる。本番中に進化する。
演奏家にとって、この時間は最高です。
勿論、パーフェクトではない。まだ、できていないことがあると実感もする。
だから、また次へ進む。

10/12のご報告&御礼はここまで。
写真を以下に掲載します。
ボックリ博士様が素晴らしい撮影をしてくださいました。感謝!
10/15のご報告につづく・・・。続けてブログアップ!




2013年10月5日土曜日

御礼&次へ!

9月28日にはアトリエカノンにて、
小さなサロンでの演奏会、
温かいお客様&共演者の倉石さん、譜めくりのIさん、
スタッフの皆様、ありがとうございました♪


さて、10月12日(土)
昼夜公演、熱いプログラムの
BBQuintet!!!!!
やってきます♪
バーベキューのように熱い五重奏。いや。違うか・・・。
皆さんにバーベキューのお誘いですか?
と尋ねられることも多々ありますが・・・。

一応

Brahms Bartok Quintet 
(ブラームス バルトーク 五重奏) 
ということです。

お待ち申しております。
まだ、チケットあります!
是非、いらしていただけると、嬉しいです♪

【予約・問い合わせ先】
山王オーディアム
Tel.03-3774-1571
ttuui.quintet@gmail.com

 稲岡に直接もOKです!
chikaiina7@gmail.com

今日もリハしてきます♪

2013年9月12日木曜日

演奏会 9/28 & 10/12

♪演奏会のご案内♪


9/28は厚木にあるアトリエです。
昨年も倉石さんとご一緒させていただいた、カノンで音楽会vol.6です。

10/12はJR大森駅から徒歩8分、山王オーディアムにて。
閑静な住宅街の素敵な空間です。
こちらは、昼と夜の2公演開催します!
熱い曲目に熱いメンバーです!!
開催名も【BBQuintet】バーベキューのように熱く演奏しちゃう?!
Brahms Bartok Quintet  なのですが・・・。笑。

是非、いらしてください☆
ご予約やお問い合わせは稲岡まで直接でもOKです!!



 

♪2013.9.28.(土) 14:00 start/13:30 open
ヴァイオリン・コンサート
フランス音楽特集
~カノンで音楽会vol.6~
ドビュッシー&フランク:ヴァイオリンソナタ他
倉石篤志(vn)&稲岡千架(pf)
場所:アトリエ・カノン
料金:¥2500(お茶菓子付)
問い合わせ:アトリエカノン
Tel/Fax 046-226-1577
E-mail: Lco@mail.goo.ne.jp



♪2013.10.12.(土)
熱い二公演!!
昼 14:00start/13:30open
夜 18:00start/17:30open
【BBQuintet】
曲目:バルトーク&ブラームス:ピアノ五重奏
メンバー:竹原奈津(vn),田村安紗美(vn),宇野友里亜(va),上森祥平(vc),稲岡千架(pf)
場所:山王オーディアム
東京都大田区山王1-14-7
(JR大森駅山王北口より徒歩8分)
料金:一般¥3500/学生¥2000
問い合わせ:Tel.03-3774-1571(山王オーディアム)
E-mail ttuui.quintet@gmail.com

2013年9月3日火曜日

魚沼市訪問

毎年開催されて、18年に及ぶルドルフ・マイスター教授ピアノ音楽合宿のプロジェクト。
このブログにも何度も掲載してきたが、
ここにきて大きな変化が生まれる。

主催者が魚沼市小出郷文化会館から共催という形へと変わっていく。
そのための会議やプロジェクト立ち上げに向かっての準備のために、
魚沼市を訪問。


↑私が学生の頃に参加したとき宿泊先にて、音楽合宿の寄せ書き。15年ほど前?!



地元企業の皆様の温かい支援の声や、
魚沼ロータリークラブの方々の強く熱い支援。
よき形へと実行委員立ち上げに向かって、一歩大きな前進。

より地元の方と共に作り上げていく価値あるプロジェクトにへと変貌しそうな予感。

夜は小出郷文化会館の桜井館長邸にて、奥様のおもてなしによって、食事会。
なんと、館長のお誕生会イブとなった。



↑左上から桜井館長の父上、三味線名手。Dr.庭山。稲岡。
左下から奥様で作家の衿野未矢様。桜井館長。

今回、宿泊させていただいた、Dr.庭山邸では、長年に渡り多くの著名な芸術家達が、
滞在する場所で有名である。
私も今回で、3度目。
庭山先生は本当に尊敬する素晴らしい人格者であるといつも思う。
庭山邸に宿泊するには、宿帳に何かしら書くというのが、お決まり。
私もメッセージを書かせていただいた。
ルドルフ・マイスター教授を筆頭に、日本全国から集まる受講生の皆様と、魚沼市小出郷文化会館、魚沼市の皆様、魚沼ロータリークラブの皆様、実行委員の皆様で、熱い音楽を繰り広げていきたい♪魚沼の大自然の力をエネルギーに変えて・・・



 
 

2013年7月31日水曜日

新しいパートナー

ついに、我が家にやってきました。
新入りのピアノ。


C.BECHSTEIN B88


ベヒシュタインのピアノをいつか・・・と思いながら、
募る思い、恋する乙女のようなもんです。


当に、トキメキ。


購入を決めてから、ワクワクとドキドキで興奮は止まりません。
この私の気持ちをどうにかして!!と叫ばんばかり。


同じベヒシュタインでも、いろんな音があります。
大きなコンセプトは変わりませんが、
やはり、ピアノ個々の音があります。

選定のときには感じられなかったものが、
我が家に来て、じっくりと音に向かうと、
私の手と心に
懐かしい感覚(ドイツで触れた音)と新しい感覚(響きの発見)が入っていきます。

私はベヒシュタインのピアノに触れる機会が、
他のピアニストに比べ多いほうだと思いますが、
やはり、自分の傍らにあると、じっくりと音に向き合えます。

以前から愛用していた、YAMAHA C5A もC.BECHSTEINと一緒に頑張ってもらいます。
子供の頃から姉と愛用してきた、いろんな思いのあるピアノです。
こちらのピアノのほうが、少し先輩です。
少しずつ、手入れをしながら、このピアノもまた大切に調整していきたいです。

2台のピアノがあるレッスン室だと、よりレッスンも捗ります。
非常に理想的です。
生徒にも音に「心と耳」を傾けてもらえると嬉しいです。
2台ピアノの合わせもできる・・・♪

さあ、弾くぞ!






2013年7月11日木曜日

選定

ここのところ、立て続けにピアノの選定が続く。

本番のピアノであるとか、他の事情のピアノとか。

ピアノメーカーによって、基本的に楽器の持つ「音」が違う。
同じメーカーでも年代や、型によって造りが違う。
その上、個々の楽器が持つ性格も違う。

ぜ~んぶ、「音」が違う。

其々に、いい所があり、
時には、惜しい所があり、
其々に、魅力がある。

迷えるピアニスト~♪
嗚呼、幸せ。
いろんな楽器に触れられると、
得した気持ちになる。






2013年6月24日月曜日

貯蓄

どうしても、演奏会シーズンは秋冬に比重が傾く。
毎年のことだけれど、春夏にもう少し分散してくれればと思う。

5月6月は緩やかな日々だ。
本来は、ここでリサイタルをするといい時期なのだろう。
入試も控えておらず、コンクールも過渡期でもない。
恩師や知人のリサイタルはこの時期に集中するのは、
そういったこともあるのだろう。

秋にドイツに行く予定だったけど、無理かもしれない。
いろんな人が集合するはずだったが、
集合するはずの世界に散らばっている音楽家たちは、
多忙期で、なかなか難しいようだ。
日本だけでなく、ヨーロッパでもアメリカでも韓国でもシーズンということなのか。


秋冬に向け、呑気な私は、ゆったりと進め、最後で猛ダッシュ!
少し余裕のあるうちに、やっておかないと、
大変なことになってしまう。

計画的に、計画的に・・・。

来年の春に向かって、どうなるのかな?
まだ、プログラムは決定していないのがあるが、
新しい曲も結構ありそうな感じ。
そのことも思うと・・・
体力も含め、贅肉以外の蓄えがいるな。



つい先日決定した10月12日の熱く面白い演奏会があるので、
追って連絡します♪

その前に、9月も詳細決定次第、紹介します♪

2013年6月10日月曜日

音楽をする

6月に入っていますね。
大変ご無沙汰をしております。
ここのところ、いろんな方から、ブログを見たと有難いお声掛けいただき、
全く更新を滞っている自身を情けなく思っている今日この頃です。

コンサートインフォメーションも更新しておりませんが、
ちょろちょろと活動しております。
そして、元気にしております!
ご心配頂いた方々、申し訳ございません!


さて、今日はレッスンのこと。
自宅でもレッスンをしておりますが、その中で一つ。
写真なども添えて。

ピアノのレッスンといえば、
ただ「ピアノを弾けるようになる」ということではないと思う。
ピアノを通して、いろんなことを「見る。知る。感じる。」ことができる。

私がドイツへ留学して初めてのレッスンでの出来事。
バルトークのソナタを一回弾き終わった私に、

「君は絵画を見る?」

と言って、ピカソの画集を手渡した。
当時、ドイツ語がほとんどわからない私に、
先生はいろんな解説を付けてくれていた。
今聞けば、もっとわかっただろうに、もったいないことをした。

ただ、ピカソの絵の特徴の一つである、見る視点によって顔が変わることなど
音のバランスやとらえ方、ねらい方の話をしていることは記憶に残っている。

その後、彼のレッスンでは沢山の建築の話、美術の話が散りばめられていた。
実際、留学時代には美術館にもよく足を運んだ。

恩師のレッスンのように、私もいつか生徒さんにいろんな絵画にも触れてほしいと
願っていた。
美術館に行ったことがない人が、行くきっかけになったり、
レッスンしながらヒントになるような絵を一緒に見たり、
想像したり、言葉だけでの説明でなく、見せてあげればと。

しかし、画集を沢山手に入れるには、結構、大変なものである。

すると、なんと!!

銀座の画廊にお勤めになっていた生徒さんが、
「家に沢山の画集雑誌があるのですが、
 先生はそんなのいりますか?
 もらって頂けると助かるので、いくらでも差し上げますよ!」

なんておっしゃってくださる紳士生徒さんがいらっしゃった!
もう、頂くに決まっているではありませんか!!素敵すぎ。

生徒さんに見せたいと思っていたら、生徒さんから頂いちゃいました。笑。
30冊以上あります。

いろんなヒントや創造につながるレッスンをしたいです。

画集写真は一部ですが、こんな感じ。





2013年3月20日水曜日

ルドルフ・マイスター教授@2013音楽合宿終了

久しぶりのブログ更新・・・。失礼しちゃいました。
リサイタルの後、生徒さんの弾きあい会や入試、2回本番をしているうちに、
気が付けば3月下旬。早い!!

3月9~15日まで一週間、毎年恒例の
ドイツ時代恩師のマンハイム音楽芸術大学学長のルドルフ・マイスター教授の
音楽合宿が魚沼市小出郷文化会館大ホールで開催されました。

私も2005年の帰国以来、ずっと携わらせていただいております。
通訳アシスタントとして携わりながら、今年はブラームスのレクチャーでは
初期の作品からスケルツォOP.4を演奏させていただきました♪

いつものことながら、音楽を深く掘り下げて、音と向き合う一週間は
大変充実しています。朝から深夜まで。音楽とドイツ語の日々。幸せ。
受講生の方は幅広い世代、下は中学生~上は60代のピアノ講師まで。
皆、音楽の前では平等に学ぶことができます。

今年は、中・高校生の勢いある演奏が印象的で、
他の世代の方々も触発されて、其々に懸命に取り組んでいらっしゃいました。

今回で17回目を迎えたロングランのこの音楽合宿も、
何度か「終わり」を迎える危機があり、今回も「休止」を覚悟の上での開催でした。
しかしながら、マイスター教授の前進する思考と、多くの受講生の思いが一つになり、
新しい組織運営の上で、次回も 「継続」 という発展が得られました!!

いつかは、終わりは来るものです。
ですが、必要とする人が多くいる中で、辞める必要性はどこにもありませんでした。

「前を向いて、皆で知恵を出し合い、発展的な前進をする。」

人間が本来持つ、クリエイティブな力を想像力を持って、発展することができます。
私自身、多くの学びある充実した時間でした。

私もこの運営に今後は更に、大きく関わって参る次第です。
この講習会は魚沼市の皆さんに育てていただいたものです。
私もその一人なのだと、実感しました。

どんな恩返しができるだろうか。

循環させていきたい。音楽も人も。

先生の言葉を借りるならば、

「音楽への愛の気持ちから...」


2013年1月30日水曜日

リサイタル@ご報告&御礼

稲岡千架ピアノリサイタル2013~時~ 
お蔭様で無事に終えることができました。

ありがとうございました!!

大変多くの皆様が汐留まで足を運んでくださり、感謝!!
温かいお気持ちで、音に耳と心を傾けていただき、
私に大きな力を与えてくれました。


自主企画ということで、プログラムや会場、調律調整・・・
いろんなことに自分で「創る」という意識で進みました。
もちろん、沢山の人たちのご支援を頂いてのことです。

最後の一か月は、禁酒生活をしたり、
他の演奏の仕事を入れないようにして、
ソロに全力投球できるように、集中した時間を過ごしました。

私はアンサンブルの活動も大好きで積極的にしていますが、
ソロのリサイタルの向かい方とまた違い、面白いです。
どんどん自分が追い込まれていくためか、
いろんな感覚が研ぎ澄まされていくのか、
敏感になっていく自分を感じます。

1時間ほどのハーフプログラムだと感じませんが、
2時間リサイタルになると、強く感じます。

やはり、定期的に自主企画に取り組んでいく必要性があるなと、思いました。


モーツァルトは初期のソナタから幻想曲ニ短調に変更しましたが、
大正解だったようで、ナイスチョイス!というお声を多くいただき、よかった。

植田 彰(うえだ しょう)氏の“While I kiss the sky”初演委嘱作品は
かなりお客様に興味を持っていただけたようです。
喜んでいただけ、彼に書いていただいて、大正解!
私のために書いていただいた、この作品をまた演奏していきたいです。

今回、プログラムノートにはプロフィールを一切、掲載しなかったので、
植田さんのご紹介もままならず、大変失礼しました。
気になる方は植田彰←をクリックしてみてください。

アンコール曲は
W.A.モーツァルト:グラスハーモニカのためのアダージョ K.356


~最後に~
いらしてくださった皆々様、
ユーロピアノの皆様、ピアノマイスターの加藤正人様、
生徒の皆さん保護者様、
友人仲間達、恩師、家族、
ありがとうございました。

まだまだ音楽活動は続きますので、
どうぞ、よろしくお願い申し上げます♪


ピアニスト稲岡千架